セッティングで 'File operation lock.' をONにしてあると、copy , kill , name , mkdir 命令の実行は全面禁止されます。
  使用時はOFF設定にしておいて下さい。

  アクセス権限のないファイルにはアクセスできません。



  FILES


 [機能] 指定したパスのファイルを表示します。

 [書式] FILES "パスネーム"

 [説明]
  "パスネーム"が省略された場合はカレントフォルダーになります。
  * を使用した選択表示ができます。 "パスネーム/*.*"

 [例] カレントフォルダのテキストファイルだけ表示。
    files "*.txt"



  COPY


 [機能] ファイルをコピーします。

 [書式] COPY "コピー元ファイル","コピー先ファイル"

 [説明]

 [例]


  KILL


 [機能] ファイルを消去します。

 [書式] KILL "ファイル・フォルダネーム"

 [説明]
  ファイルとフォルダを消去できます。(del,rmdir相当)

 [例]



  NAME


 [機能] ファイルネームを変更します。

 [書式] NAME "ファイルネーム" as "変更ファイルネーム"

 [説明]

 [例]



  MKDIR


 [機能] フォルダーを新規作成します。

 [書式] MKDIR "パスネーム"

 [説明]
  新たに"フォルダネーム"で指定したフォルダを作成します。
  "フォルダ1/フォルダ2/フォルダ3"のように下層へ向かって複数のフォルダを作成することも可能です。

 [例]
     mkdir"test"
     mkdir"my/arc/"
     '末尾の"/"はあってもなくても可


  CHDIR


 [機能] カレントフォルダーの移動を行います。

 [書式] CHDIR "パスネーム"

 [説明]
  カレントフォルダとは現在作業をしているフォルダです。
  各命令のファイル指定で先頭に"/"(ルート)が付いた絶対パスの指定が省略された時には
  カレントフォルダの元でのファイルと判断されます。
  CHDIRコマンドで新たに"現行カレントフォルダー/パスネーム"の場所へ
  カレントを移動することができます。(下位移動)
  冒頭の"../"記述で上位パスへ相対移動することもできます。(複数記述可)

 [例]
     chdir "test"
     '起動時から"mnt/sdcard/and.bas/test/"へ移動。
     chdir ".."
     '一つ上の階層へ移動。
     chdir "../txt"
     'ひとつ上がって"and.bas/"下の"txt/"へ移動。



  ZIP


 [機能] 指定されたファイルを圧縮してzip形式のアーカイブファイルをつくります。

 [書式] ZIP [スイッチ], "書庫ファイルネーム.zip", "圧縮ファイルネーム1" [ ,"圧縮ファイルネーム2"]...

 [説明]
  指定した圧縮ファイルの数だけ圧縮して一つの書庫ファイルにします。
  ファイルはパスの指定がない限り、カレントフォルダの元のファイルとみなされます。
  指定がなければ書庫ファイルもカレントフォルダに生成されます。
  スイッチ
   -j フォルダ情報無しにします。解凍後はフォルダの階層位置は復元されません。
   無指定の時はフォルダ情報は保持され、復元に反映されます。

 [例]
    zip ,"arc.zip","gd1.png","gd2.png","mnt/sdcard/and.bas/txt/text1.txt"



  UNZIP


 [機能] zip形式の圧縮ファイルを解凍します。

 [書式] UNZIP [スイッチ] ,"書庫ファイルネーム.zip"

 [説明]
  解凍ファイルはカレントフォルダへ生成されます。
  スイッチ
   現在のところ指定できるスイッチはありません。(無指定)

 [例]
    unzip ,"arc.zip"



  LOF


 [機能] 指定ファイルのファイルサイズを得ます。

 [書式] LOF("ファイルネーム")

 [説明]

 [例]
    print lof("file2.dat")



  CURDIR$


 [機能] システム・カレントフォルダ名を取得します。

 [書式] CURDIR$(n)

 [説明]
  n=0 カレントフォルダ名 mnt/sdcard/and.bas/等
   ここは機種により様々なフォルダ名になります。
   末尾のand.bas/を除いたものがSDカードのフォルダ名になります。(例外あり)
   SettingでInternalを選択すると内部ストレージと同じフォルダ名を返します。
  n=1 内部ストレージのフォルダ名 data/data/and.bas/files/等
  n=2 SQLのフォルダ名 data/data/and.bas/databases/等

  機種によりこのカレントフォルダの位置は異なる場合がありますので
  どの機種でも動作するプログラムを書くためには
  全てのファイルをカレントフォルダの下に配置して
  パスとファイルの指定は curdir(0)+"path/file-name"  といった形式をとるようにして下さい。

 [例]
    kill curdir$(0)+"man/dat1.txt"


  DIR$


 [機能] 指定したパスのファイル名を取得します。

 [書式] DIR$(["Path/File"][ ,n])

 [説明]
  "Path/File" 取得するフォルダを指定します。(""ではカレントフォルダ)
   n=0 ファイルを取得します。
   n=1 フォルダを取得します。

  ワイルドカード[*]により選別した取得ができます。
  "path/*.txt"

  2つ目以降ではパラメータなしにして単に
  a$=dir$()
  とすることで次の値を順次取得できます。
  全て取得された後は ""(ヌル)を返します。

  また第2パラメータなしでファイルやフォルダの存在確認ができます。
     dir$("test.bin")
     dir$("mnt/sdcard/data/")
  存在した場合その名前を、無い場合は ""(ヌル)を返します。
     if dir$("test.bin")="" then print"Not find"

 [例]
    10 a$=dir$("mnt/sdcard/",0)
    20 while a$<>""
    30 print a$
    40 a$=dir$()
    50 wend