PRINT


 [機能] 画面にテキストデータを出力します。

 [書式] PRINT [ データ [ ; ] ] [ , ] [ ,データ [ ; ] ] ...

 [説明]
  データは文字列か数値です。
  式、変数はその中身が計算されて出力されます。
  コンマ','で区切られた時は14文字単位の余白空白文字と共に出力されます。
  データの末尾がセミコロン' ; 'の時は自動改行が行われません。
  'print'文の代わりに'?'を使用することができます。(ダイレクトモードでの使用を推奨)
  漢字かな文字の表示も可能です。

 [例]
  print "reslut"; dat*10, 1



  LOCATE


 [機能] 文字が出力されるカーソルの位置を指定します。

 [書式] LOCATE [x] [,y]

 [説明]
  並び(x,y) 基準(0,0)  -初期状態
  並び(y,x) 基準(1,1)  -QB互換
  2つのモードはセッティングモードで選択できます。

 [例]



  COLOR


 [機能] テキストのカラーをカラーコードで指定します。

 [書式] COLOR [テキストカラーコード][,グラフィックカラーコード][,バックカラーコード]

 [説明]
  テキストカラーコード:テキストのカラーです。
  グラフィックカラーコード:グラフィック描画でカラーが省略された時に使われるカラーです。
  バックカラーコード:一番奥にある下地になるカラーです。
  カラーコード範囲:(-2147483648~2147483647)

 [例]
  color rgb(255,0,0) :'red
  color col(15) :'white



  CLS


 [機能] 画面を消去します。

 [書式] CLS [n]

 [説明]
  n=1 テキストエリア(デフォルト)
  n=2 グラフィックスクリーン
  n=3 テキストエリア & グラフィックスクリーン
  n=4 グラフィックバッファ
  グラフィックスクリーンの消去時には同時にバックグラウンドグラフィックの表示も消去されます。
  BG_SCENEで表示しなおして下さい。

 [例]



  CONSOLE


 [機能] テキストエリアの開始位置と幅を指定します。

 [書式] CONSOLE y, yの幅 [,x, xの幅]

 [説明]
  画面の'キー表示状態'と'全画面状態'ではこの値はそれぞれ別の設定値として保存されます。

 [例]
  console 0,14 :'Coordinates Y0-13 is specified。



  INPUT


 [機能] キーボードから入力されたデータを変数に代入します。

 [書式] INPUT ["メッセージ" | , or ; |] 変数1 [ ,変数2 ] ...

 [説明]
  キーボードからの入力待ち状態になり、入力されたデータは指定の変数に代入されます。
  入力の決定はEntertキーになります。
  データは数値か文字列で入力されるデータは変数の型と一致してなけれいけません。
  複数の変数に対して複数のデータを入力する時はデータをコンマ","で区切って入力します。
  "メッセージ" が指定されると、? の前にメッセージも共に出力されます。

  注意:海外製格安スマートフォンのごく一部でinput命令が正常動作しないものがあります。
  その場合はSettingで'correction'モードを選んで下さい。(負荷がかからないモード)
  このモードは次の制約があります。
  ・ユーザー関数(func)の中では使用できません。(自動でui_inputが実行されます)
  ・iモードでは1行に2つのinput文を記述できません。

 [例]



  LINE INPUT


 [機能] 'input' と同じデータ入力モードになります。


 [書式] LINE INPUT ["メッセージ" | , or ; |] 文字変数

 [説明]
  扱われるのは文字データだけです。
  ',' はデータの区切りでなく一連の文字列として扱われます。
  "?" は表示されません。
  設定'correction'モードのユーザー関数(func)中ではエラーを出力します。(inputを使用して下さい)

 [例]



  POS


 [機能] カーソルの X 位置を返します。

 [書式] POS(0)

 [説明]
  (0) はダミー値です。

 [例]
  x=pos()



 CSRLIN


 [機能] カーソルの Y 位置を返します。

 [書式] 

 [説明]

 [例]
  y=csrlin



  INKEY$


 [機能] キーからの入力された一文字返します。

 [書式] INKEY$

 [説明]
  何も入力がない時はヌルストリングを返します。
  input文同様に'correction'モードの切り替えがあります。(負荷がかからないモード)
  input$関数の動作が重い機種では'correction'モードに切り替えて下さい。
  'correction'モードは次の制約があります。
  ・ユーザー関数(func)の中では通常モードと同じ挙動になります。
  ・iモードでは1行に2つのinput$関数を記述できません。
  ・iモードではinput$関数がある行はマルチステートメントで複数の命令を記述できません。

 [例]
    a$=inkey$



  INPUT$


 [機能] キーからの入力された n 文字の文字列を返します。

 [書式] INPUT$(n)

 [説明]
  文字数分入力されるまで入力待ち状態になります。
  n文字入力されるとその文字列を返します。
  input文同様に'correction'モードの切り替えがあります。(負荷がかからないモード)
  input$関数の動作が重い機種では'correction'モードに切り替えて下さい。
  'correction'モードは次の制約があります。
  ・ユーザー関数(func)の中では通常モードと同じ挙動になります。
  ・iモードでは1行に2つのinput$関数を記述できません。
  ・iモードではinput$関数がある行はマルチステートメントで複数の命令を記述できません。

 [例]
    a$=input$(1)



  SCRN$


 [機能] テキスト画面から文字列を読み取ります。

 [書式] SCRN$(x,y,length)

 [説明]
  テキスト画面の(x,y)から文字数 length だけ読み取ってその文字列を返します。

 [例]



  FONT


 [機能] テキストフォントサイズを変更します。

 [書式] FONT [size] [,printer]

 [説明]
  size は画面文字全体のPixelフォントサイズで 8,12,16,24,32,40,48,64,80 の中から選べます。
  printer は llist で印刷する時の文字の大きさです。
  1~7までで7が最大になります。

 [例]
     font 16


  PRINT USING


 [機能] "書式制御文字列"に従った書式でデータ(数値と文字列)を画面に出力します。

 [書式] PRINT USING "書式制御文字列"; データ [|;or,|データ...]

 [説明]
  データは変数で指定することもできます。
  数値データには数値制御文字、文字データには文字制御文字で
  制御文字列の並びが合致してなければなりません。
  複数のデータを指定すると御文字列が繰り返し使用されます。
  データの区切り記号には;または,を使用します。(結果は同じです)
  文末がセミコロン;の時は改行コードは出力されません。

  書式制御文字は次のとおりです。(日本式:円スタイル)
  ●文字制御文字
  ! 文字列の最初の1文字だけを出力します。
  @ 文字列の全体を出力します。 [ドルスタイル:'&']
  & 2つの&で囲われたスペースの文字数(&  &) &も含む
    の文字数だけ文字を出力します。 [ドルスタイル:'\ \']
    文字データの方が短い場合は残りはスペースが出力されます。
 
  ●数値制御文字
  #  数値を表示する桁数を'#'の数で指定します。
     数値データの整数桁の方が少ない時は右詰めで表示されます。
  .  小数点の位置を指定します。 (ピリオド)
     これより右の'#'は表示する小数の桁数になります。
     小数の非表示部は四捨五入されます。
  +  制御文字列の最初または最後につけると数値の符号がそれぞれの位置に表示されます。
  -  制御文字列の最後につけると負の場合は'-'が正の場合は' 'が後ろに表示されます。
     (前の符号は消えます)
  ,  整数部の'#'の並びの中に置いた場合、整数部が3桁単位の','で区切られた形で表示されます。
  **  数値制御文字列の前方に付けた場合、余分の空白部分が'*'で埋められて出力されます。
      これは2桁分の領域を確保します。
  \\  数値制御文字列の前方に付けた場合、先頭に'¥'が付いた形で出力されます。
      これは2桁分の領域を確保しますが、1文字は'¥'に使われます。
      ('\'の制御文字の実表示は逆スラッシュです。'**\'も同じ。) [ドルスタイル:'$$']
  **\ 数値制御文字列の前方に付けた場合、'**'と'\\'の両方の機能で出力されます。
      これは3桁分の領域を確保しますが、1文字は'¥'に使われます。
      [ドルスタイル:'**$']
  ^^^^ 桁数指定の'#'の後に付けると、数値が指数形式(00E+00の形)で出力されます。
       指数形式では整数部の'#'の数のうち1つは符号用に専有されます。

  制御文字以外の文字はそのままの形で出力されます。
  制御文字自体を文字として出力する場合は文字の前に'_'を付けて記述します。
  指定の数値領域より数値の桁数が大きい場合は先頭に'%'が付いて出力されます。

  欧米式では制御文字[$\&@]の使用法に違いがあります。
  設定から[$DollarStyle]として選んで切り替えることができます。
  日本での'¥'(キャラクターコード92)は'\'(逆スラッシュ:同じく92)として扱われ、表示されます。
  [ドルスタイル]の詳細については英文マニュアルの方も合わせて御覧ください。

 [例]
    print using "####.##"; 12
      12.00
    print using "###.##"; 123456
    %123456.00
    print using "@ ####.##"; "abc",-123.456
    abc -123.46
    print using "Initial=! "; "abc","def","ghi"
    Initial=a Initial=d Initial=g
    print using "&  & _#_&"; "abcdefg"
    abcd #&
    print using "\\##,###-"; -12345
     ¥12,345-
    print using "###.##^^^^"; 1.234
     12.34E-01
    print using "**###.##"; 12.345
    ***12.34
    print using "[@ is +**\##] "; "ab",-123,"cd",45.67,"ef",2468
    [ab is *¥-123] [cd is **¥+45] [ef is ¥+2468]